Category Archives: すべて読む

ゴールデンウィークの吉祥寺

初日の土曜日は汗ばむ陽気となりました。
吉祥寺ではウェルカムキャンペーンの一環として第27回吉祥寺音楽祭を開催中。
街中のいたるところから音楽が聴こえてきます。

あんなにもさくら色だった井の頭池は、すっかり鮮やかな緑一色。
井の頭池

井の頭公園のつつじ2012

桜が終わり、つつじの季節へ

井の頭池周辺の露店

池のまわりには何でもありの露店が並ぶ

 

[Text:Sachiko Suzuki]
[短縮URL]http://www.wordz-on.co.jp/?p=1068

Posted in 吉祥寺, 季節 | Leave a comment

さくら×タップダンス×津軽三味線

ギャラリーさくら」で4月22日(日)開催された
タップダンス×津軽三味線のイベント
RONxII meets SAKURA「シャバダバダバ」を観てきました。
【2回のライヴ映像は、ustreamで観ることができます】

「ギャラリーさくら」は東京都新宿区の中井にある
着物を中心に取り扱う古民家ギャラリー。
RONxIIさん は映画「座頭市」で下駄タップを披露した方です。

この近さで超一流のタップステップを観ることができる幸せ。

着物を纏ってのタップダンス。
津軽三味線との絶妙な掛け合い。

もちろん、下駄タップも存分に披露してくださいました。

ライヴの途中、
電気がなかった昔の夜を再現するかのように
照明が消されて
ろうそくの灯りだけになりました。

ろうそくの灯りでタップダンス

古民家特有の天井の高さが闇に深さを与える中で
津軽三味線とタップの音だけに集中して五感を呼び覚ます快感。

ミキシングされていない生音のステージからは
ふたりが叩き、奏でるままの叫びや情熱が直に伝わってきます。

タップダンスを愛する人たちと着物が大好きな人たち。
ひとりひとりがそれぞれの思いを持ち寄って集まり、つながっていく。
なんて贅沢な時間を過ごしたことでしょう。

パフォーマンスの合間にRONxIIさんが語った言葉が強く心に残っています。

タップダンスは黒人の世界から生まれたもので、
会話を禁じられた強制労働者たちの挨拶の手段として使われていたもの。
元はといえば日常会話。

着物は日本人が普段着として日常に着ていたもの。

それが今ではタップダンスはエンタテーメント、舞台で見る特別なものとなってしまい、
着物も和服、高級というイメージで
両方とも「非日常」のものになってしまった。

タップダンスも着物も敷居が高いものではない。

今回のイベントのような機会をたくさん設けて
この「非日常」になってしまったものを「日常」へと戻したい。

 

その思いは商品先物取引についても同じだと感じました。

商品先物取引…。

昔は豪農が米相場で財を成したり、
商社が生糸や綿糸の相場で業績を上げたりと
もっと「日常」で利用されていました。

近年になってから投資対象としての商品先物取引は
業者が無理な営業活動を続けたため、市場規模の縮小が続いています。

現在、国内の商品先物取引所(東京工業品取引所東京穀物商品取引所関西商品取引所)で
取り扱っている商品は、
「コメ」「金(ゴールド)」「プラチナ」「ガソリン」「灯油」「コーヒー」「とうもろこし」「ゴム」
など日常生活にかかせないものばかりです。

しかし、商品先物取引そのものは日常には不要なものと考えられていますし、
人々の「日常」から忘れ去られようとしています。

今回の心揺さぶられるライヴを観て決意しました。

商品先物取引を少しでも身近なものと感じていただくために
商品先物取引とのコラボイベントを企画したい。

さ、きもので楽しみましょう。+(プラス)

着物姿でタップダンスを見た後に、
「商品先物取引っていったい何なの?」という疑問に答えたり、
魅力や怖さについて雑談したりする。

そんな場を「ギャラリーさくら」で作りたい!

[Text:Sachiko Suzuki]
[短縮URL]http://www.wordz-on.co.jp/?p=1033

Posted in ダンス, 商品先物, 着物 | Leave a comment

遅咲きの桜2012

三鷹の森ジブリ美術館」脇にある井の頭新公園の桜は遅咲き揃い。
御殿山の雑木林は鮮やかな緑色に染まり始めていますが、もう少しだけ桜の花に酔いしれましょう。

吉祥寺遅咲きの桜

葉の芽吹きと一緒に咲いた輝く白、淡いピンク、淡い白の桜たち

吉祥寺遅咲きの桜

吉祥寺遅咲きの桜

吉祥寺遅咲きの桜
吉祥寺遅咲きの桜
吉祥寺遅咲きの桜
吉祥寺遅咲きの桜
吉祥寺遅咲きの桜
吉祥寺遅咲きの桜

[Text:Sachiko Suzuki]
[短縮URL]http://www.wordz-on.co.jp/?p=963

Posted in 吉祥寺, 季節 | Leave a comment

商品先物取引所の出来高減少を憂う

4月に入ってから商品先物取引所の出来高の減少が止まりません。

3取引所合わせて1万枚を超えたのは、2日、5日、11日と16日の4回のみ。
一日1000枚に満たない銘柄は、

東京工業品取引所
日経・東工取商品指数先物/銀/パラジウム/ガソリン/灯油

東京穀物商品取引所
コメ/Non-GMO大豆/コーヒーアラビカ/コーヒーロブスタ/粗糖

関西商品取引所
コメ/コーン75指数/コーヒー指数/冷凍エビ/トウモロコシ/米国産大豆/小豆/粗糖

4月17日に傍聴した産構審では
商品先物取引全体の活性化について話し合っていますが、
個々の銘柄の流動性を高める方策については、時間の関係もあって議論できずにいます。

そんな中でカーギルジャパンの佐藤委員が
商品先物取引の機能や特性を幅広い層に伝える勉強会が必要だとの意見を述べられ、
現物を扱う当業者向けの説明をカーギルジャパンが引き受けてもよいとの
頼もしい提案をしてくださいました。

各商品取引所は本気で商品先物取引普及のための啓蒙活動をしていますか。

東京穀物商品取引所からの銘柄移管問題がはっきりしないから
営業活動に力を入れないというならそれは本末転倒でしょう。

商いができないときだからこそ、
あえて商品先物取引の必要性を当業者へ説いて回りたい。
全国行脚するのでしたらお手伝いするのになあ…。

コンビニの商品みたいに、
「売れないものは即、撤去」としていいのでしょうか。

もちろんそのために試験上場制度があるのですが、
一度市場を閉鎖してしまったら、復活はなかなか大変です。
   
本気で営業努力をしてから、
移管しない=上場廃止を決めてほしいと願っています。

[Text:Sachiko Suzuki]
[短縮URL]http://www.wordz-on.co.jp/?p=949

Posted in 商品先物 | Leave a comment

産業構造審議会 第4回商品先物取引分科会

第2回、第3回に引き続き、4月17日に傍聴してきました。

委員は第3回と同じ16名。
欠席は慶應義塾大学経済学部教授の池尾和人氏と一橋大学大学院商学研究科教授の橘川武郎氏。
大学教授は会長の早稲田大学法学部教授尾崎安央氏を含めて3名ですが、
そのうち2名が揃って欠席したことになります。

テーマは前回同様、「商品市場の活性化の方策・健全な発展の方策について」です。
日本弁護士連合会消費者問題対策委員会の大田委員が「不招請勧誘がなぜ必要か」について、
東京工業品取引所取締役代表執行役社長の江崎委員が「日本の先物市場の活性化に向けて」を
それぞれ資料を使ってレクチャーしました。

その後で委員ではありませんが、ギンガ・ペトロリアムの新村社長が
OTC市場を運営する立場から活性化について意見を述べ、
「先物市場の一般化」というアイデアを示しました。

コメを例にしての説明でしたが、
一般プレイヤーが買った先物を身近にあるスーパーマーケットで
現物に変えて購入する仕組みを作ったらどうかという提案を聞きながら、

[大手  販売店・
 スーパーマーケット]

の部分に
イオン×NTT西日本グループ×シャープが共同開発したタブレット端末

A touch Ru*Run(エータッチ ル・ルン)

に入っている「イオンネットスーパーサービスアプリ」を使えないかと思い立ちました。

実はこれ、商品先物取引を活性化するヒントが何か見つかるかもしれないと
4月15日(日)に立ち寄ったイオングループ主催のシニア向けイベント
グランド・ジェネレーションズ コレクション in 東京
で知ったサービスです。

イオンのネットスーパーの商品カテゴリに
小口化して現物の買い取りが可能な商品として[コメ先物]を追加してもらえたら
一般の人はもっと気軽に商品先物取引を使うようになるのではと考えてしまいました。

ネットスーパーの食品の中に商品先物取引を追加するなんてもってのほかだと
主婦連合や消費者団体の方々からお叱りを受けそうですが、
ネットですから、無理な勧誘にもなりませんし、
専用コールセンターによるサポート機能がありますので、
オペレーターが買う前にやさしく丁寧に商品について説明してくれたり、
買った後の売り方についても親身になって相談に乗ってくれたりすることでしょう。

少し乱暴な提案かもしれませんが、
新村社長が資料に
「少し思い切った方策をとらないと、市場は活性化しないと思うし、
このままでは、衰退してしまうのではないだろうか」
記されているように、
「これはだめだろう」「そんなことできるわけがない」という固定観念を捨てて
考えてみることが大事だと思っています。

資料の最後には「Swaps」や「WTI」などの意味を解説する「用語集」が添えられていました。
OTC市場について審議会に参加した方たちに広く理解してもらおうという姿勢が感じられましたね。

次回は骨子案について議論するそうです。

今回は議論する時間があまり取れなかったので、
次回は各委員たちが活性化の方策実現に向けて
積極的に意見交換するところを傍聴できるよう期待しています。

[Text:Sachiko Suzuki]
[短縮URL]http://www.wordz-on.co.jp/?p=917

Posted in 商品先物 | Leave a comment