4月に入ってから商品先物取引所の出来高の減少が止まりません。
3取引所合わせて1万枚を超えたのは、2日、5日、11日と16日の4回のみ。
一日1000枚に満たない銘柄は、
東京工業品取引所
日経・東工取商品指数先物/銀/パラジウム/ガソリン/灯油
東京穀物商品取引所
コメ/Non-GMO大豆/コーヒーアラビカ/コーヒーロブスタ/粗糖
関西商品取引所
コメ/コーン75指数/コーヒー指数/冷凍エビ/トウモロコシ/米国産大豆/小豆/粗糖
4月17日に傍聴した産構審では
商品先物取引全体の活性化について話し合っていますが、
個々の銘柄の流動性を高める方策については、時間の関係もあって議論できずにいます。
そんな中でカーギルジャパンの佐藤委員が
商品先物取引の機能や特性を幅広い層に伝える勉強会が必要だとの意見を述べられ、
現物を扱う当業者向けの説明をカーギルジャパンが引き受けてもよいとの
頼もしい提案をしてくださいました。
各商品取引所は本気で商品先物取引普及のための啓蒙活動をしていますか。
東京穀物商品取引所からの銘柄移管問題がはっきりしないから
営業活動に力を入れないというならそれは本末転倒でしょう。
商いができないときだからこそ、
あえて商品先物取引の必要性を当業者へ説いて回りたい。
全国行脚するのでしたらお手伝いするのになあ…。
コンビニの商品みたいに、
「売れないものは即、撤去」としていいのでしょうか。
もちろんそのために試験上場制度があるのですが、
一度市場を閉鎖してしまったら、復活はなかなか大変です。
本気で営業努力をしてから、
移管しない=上場廃止を決めてほしいと願っています。
[Text:Sachiko Suzuki]
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