Monthly Archives: 4月 2012
ゴールデンウィークの吉祥寺
初日の土曜日は汗ばむ陽気となりました。
吉祥寺ではウェルカムキャンペーンの一環として第27回吉祥寺音楽祭を開催中。
街中のいたるところから音楽が聴こえてきます。
あんなにもさくら色だった井の頭池は、すっかり鮮やかな緑一色。
[Text:Sachiko Suzuki]
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さくら×タップダンス×津軽三味線
「ギャラリーさくら」で4月22日(日)開催された
タップダンス×津軽三味線のイベント
RONxII meets SAKURA「シャバダバダバ」を観てきました。
【2回のライヴ映像は、ustreamで観ることができます】
「ギャラリーさくら」は東京都新宿区の中井にある
着物を中心に取り扱う古民家ギャラリー。
RONxIIさん は映画「座頭市」で下駄タップを披露した方です。
この近さで超一流のタップステップを観ることができる幸せ。
着物を纏ってのタップダンス。
津軽三味線との絶妙な掛け合い。
もちろん、下駄タップも存分に披露してくださいました。
ライヴの途中、
電気がなかった昔の夜を再現するかのように
照明が消されて
ろうそくの灯りだけになりました。
古民家特有の天井の高さが闇に深さを与える中で
津軽三味線とタップの音だけに集中して五感を呼び覚ます快感。
ミキシングされていない生音のステージからは
ふたりが叩き、奏でるままの叫びや情熱が直に伝わってきます。
タップダンスを愛する人たちと着物が大好きな人たち。
ひとりひとりがそれぞれの思いを持ち寄って集まり、つながっていく。
なんて贅沢な時間を過ごしたことでしょう。
パフォーマンスの合間にRONxIIさんが語った言葉が強く心に残っています。
タップダンスは黒人の世界から生まれたもので、
会話を禁じられた強制労働者たちの挨拶の手段として使われていたもの。
元はといえば日常会話。着物は日本人が普段着として日常に着ていたもの。
それが今ではタップダンスはエンタテーメント、舞台で見る特別なものとなってしまい、
着物も和服、高級というイメージで
両方とも「非日常」のものになってしまった。タップダンスも着物も敷居が高いものではない。
今回のイベントのような機会をたくさん設けて
この「非日常」になってしまったものを「日常」へと戻したい。
その思いは商品先物取引についても同じだと感じました。
商品先物取引…。
昔は豪農が米相場で財を成したり、
商社が生糸や綿糸の相場で業績を上げたりと
もっと「日常」で利用されていました。
近年になってから投資対象としての商品先物取引は
業者が無理な営業活動を続けたため、市場規模の縮小が続いています。
現在、国内の商品先物取引所(東京工業品取引所/東京穀物商品取引所/関西商品取引所)で
取り扱っている商品は、
「コメ」「金(ゴールド)」「プラチナ」「ガソリン」「灯油」「コーヒー」「とうもろこし」「ゴム」
など日常生活にかかせないものばかりです。
しかし、商品先物取引そのものは日常には不要なものと考えられていますし、
人々の「日常」から忘れ去られようとしています。
今回の心揺さぶられるライヴを観て決意しました。
商品先物取引を少しでも身近なものと感じていただくために
商品先物取引とのコラボイベントを企画したい。
さ、きもので楽しみましょう。+(プラス)
着物姿でタップダンスを見た後に、
「商品先物取引っていったい何なの?」という疑問に答えたり、
魅力や怖さについて雑談したりする。
そんな場を「ギャラリーさくら」で作りたい!
[Text:Sachiko Suzuki]
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遅咲きの桜2012
三鷹の森ジブリ美術館」脇にある井の頭新公園の桜は遅咲き揃い。
御殿山の雑木林は鮮やかな緑色に染まり始めていますが、もう少しだけ桜の花に酔いしれましょう。
[Text:Sachiko Suzuki]
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メルマガ「これからの金融業界」Vol.091を発行しました。
【これからの金融業界Vol.091】商品先物取引で分散投資しよう!
日経記者の中村亮氏が商品先物の仕組みと注意点について
大きく紙面を割いて説明した記事に目を惹かれました。
ありがたいことです。
日経新聞で取り上げられることは
商品先物取引についての正しい知識を広く一般に伝えることにとても効果があります。
これからもいろいろな側面から商品先物取引の魅力を執筆していただきたいですね。
商品先物取引所の出来高減少を憂う
4月に入ってから商品先物取引所の出来高の減少が止まりません。
3取引所合わせて1万枚を超えたのは、2日、5日、11日と16日の4回のみ。
一日1000枚に満たない銘柄は、
東京工業品取引所
日経・東工取商品指数先物/銀/パラジウム/ガソリン/灯油
東京穀物商品取引所
コメ/Non-GMO大豆/コーヒーアラビカ/コーヒーロブスタ/粗糖
関西商品取引所
コメ/コーン75指数/コーヒー指数/冷凍エビ/トウモロコシ/米国産大豆/小豆/粗糖
4月17日に傍聴した産構審では
商品先物取引全体の活性化について話し合っていますが、
個々の銘柄の流動性を高める方策については、時間の関係もあって議論できずにいます。
そんな中でカーギルジャパンの佐藤委員が
商品先物取引の機能や特性を幅広い層に伝える勉強会が必要だとの意見を述べられ、
現物を扱う当業者向けの説明をカーギルジャパンが引き受けてもよいとの
頼もしい提案をしてくださいました。
各商品取引所は本気で商品先物取引普及のための啓蒙活動をしていますか。
東京穀物商品取引所からの銘柄移管問題がはっきりしないから
営業活動に力を入れないというならそれは本末転倒でしょう。
商いができないときだからこそ、
あえて商品先物取引の必要性を当業者へ説いて回りたい。
全国行脚するのでしたらお手伝いするのになあ…。
コンビニの商品みたいに、
「売れないものは即、撤去」としていいのでしょうか。
もちろんそのために試験上場制度があるのですが、
一度市場を閉鎖してしまったら、復活はなかなか大変です。
本気で営業努力をしてから、
移管しない=上場廃止を決めてほしいと願っています。
[Text:Sachiko Suzuki]
[短縮URL]http://www.wordz-on.co.jp/?p=949